アートにエールを！東京プロジェクト「文化の架け橋」
https://cheerforart.jp/detail/3021

募集期間初日で予想を上回る応募者が殺到したこの企画。
奈良県・龍田大社の風神・シナツヒコとシナツヒメから着想を得て、
完全なリモートにて動画作成をしました。作舞作業は、お互いに撮影した動画を、画面上で組み合わせながら、少しずつ作ってゆきました。

慣れない遠隔での作業は最初戸惑ったものの、お互いが相手の意図を理解しようとする事で、解決できたように感じています。
第十代崇神天皇の御世に、疫病が発生しシナツヒコ神とシナツヒメ神が祀られ、疫病を退散させてという伝えが残っています。

今回は、「その二柱がお互いの勢力を誇示しようとするがゆえに疫病が流行り、また、お互いに譲り合いさえすれば平和な世界が現れる」
そんなことを、私は表現したいなと思いながら踊っておりました。『互いを思いやる心で接すれば、自ずと道は開ける』
最後になりましたが、バレエと日本舞踊を上手く包み込んでくれた鈴木舞さんのヴァイオリンに心から感謝です。

尾上博美